上野動物園で学ぶキリスト教– category –
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上野動物園で学ぶキリスト教
上野動物園で学ぶキリスト教:絶滅危惧種
第15章:絶滅危惧種展示 ―― 終末と和解 ① 導入:観察 園内を巡る旅の終わりに、私たちは「絶えゆく生命」を伝えるパネルや、国内では数少ない希少種の前に立ちます。そこにあるのは、単なる珍しさではありません。守られなければ消えてしまうという、生命... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:小動物
第12章:小動物 ―― 小さき者(マタイ25章) ① 導入:観察 「こどもどうぶつえん」のコーナー、モルモットやウサギたちが静かに身を寄せ合っています。彼らの存在は、ゾウやトラのような圧倒的な迫力とは無縁です。わずかな物音に耳をそばだて、震える鼻先... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:ハシビロコウ
第14章:ハシビロコウ ―― 沈黙と観想(動かない存在) ① 導入:観察 「西園」の片隅、ハシビロコウが微動だにせず立っています。剥製(はくせい)と見紛うほどの静止。鋭い嘴、据わったような眼差しは、獲物を待つという生物学的な目的を超えて、まるで世... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:鳥類館
第13章:鳥類館 ―― 霊と風(息と自由) ① 導入:観察 「バードハウス」の中に一歩足を踏み入れると、そこは重力から解放された色彩の乱舞する空間です。頭上を鋭く切り裂く翼の音、止まり木で喉を震わせる囀り。色鮮やかな羽毛が空気の僅かな流れを捉え、... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:ペンギン
第11章:ペンギン ―― 共同体(群れと教会) ① 導入:観察 「ペンギンの丘」では、ケープペンギンたちが思い思いの時間を過ごしています。一羽が水に飛び込めば、堰を切ったように次々と青い水面へ滑り込み、陸の上では、肩を寄せ合うようにしてじっと佇む... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:不在のパンダ
第10章:不在のパンダ ―― 不在と期待(空の空間) ① 導入:観察 かつて多くの歓声が響いていたパンダ舎の前に立つと、そこには奇妙な静寂が横たわっています。掲示板には返還や移動を告げる案内があり、主のいない屋内運動場には、食べ残された竹の断片や... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:夜行性動物
第9章:夜行性動物 ―― 闇の神学(闇は敗北ではない) ① 導入:観察 「夜の森」を再現した展示室へ一歩踏み入れると、瞳孔が大きく開くのを感じます。微かな月明かりのような照明の中、フクロウが音もなく首を回し、こちらを凝視しています。昼間の動物園の... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:カバ
第8章:カバ ―― 物質性(重い身体の神学) ① 導入:観察 「アフリカの動物」エリア、水中から巨大な岩のような背中が突き出しています。カバです。ゆっくりと陸に上がってくると、その圧倒的な「重量」に驚かされます。数トンに及ぶ筋肉と脂肪の塊、それを... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:ホッキョクグマ
第7章:ホッキョクグマ ―― 被造界のうめき(ローマ8章) ① 導入:観察 「ホッキョクグマとアザラシの海」エリア。真っ白な毛並みを揺らしながら、ホッキョクグマが水槽の端から端へと、何度も同じコースを歩いています。時折、空を仰ぐように鼻先を上げ、... -
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上野動物園で学ぶキリスト教:サル山
第6章:サル山 ―― 模倣と罪(欲望は感染する) ① 導入:観察 上野動物園の中央に位置するサル山。そこには、一つの完結した社会が剥き出しのまま存在しています。一頭がリンゴを拾えば、周囲の視線が一斉に突き刺さり、追いかけっこが始まります。一頭が毛...
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