黙想講話– category –
黙想講話集です。
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聖週間を学ぶ8日黙想:最終日 戻らない関係のはじまり
第8日 戻らない関係のはじまり 1. 復活を“元通り”として扱わない 聖週間の旅路の終着点、それは「復活」です。私たちはこの出来事を、悲劇が逆転し、すべてが解決し、失われたものが取り戻された「幸福な結末」として受け取りがちです。死んだはずの師が... -
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聖週間を学ぶ8日黙想:第7日 すべてが途切れた場所でなお続くもの
第7回 すべてが途切れた場所でなお続くもの 1. 意味づけを拒絶する「沈黙の十字架」 聖週間の物語は、ついに「十字架」という最終地点に到達します。この場所を前にして、私たちはあまりにも急いで、そこにある「意味」を語ろうとしてしまいます。「罪の... -
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聖週間を学ぶ8日黙想:第6日 距離を取ることで守ろうとするもの
第6回 距離を取ることで守ろうとするもの 1. 孤立の完成:静かなる退却 ゲツセマネの園で、祈りの中にあったイエスは、裏切り者の接吻を合図に捕らえられます。ここから十字架へと至る道程は、凄惨な肉体的苦痛の物語である以上に、徹底的な「社会的・心... -
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聖週間を学ぶ8日黙想:第4日 持たないこととしての愛
第4回 持たないこととしての愛 1. 「分かち合う」の先にある「手放す」という決断 聖週間の木曜日、物語はいわゆる「最後の晩餐」へと至ります。そこでイエスが行った象徴的な行為、すなわち「パンを裂き、杯を回す」という儀式は、キリスト教において最... -
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聖週間を学ぶ8日黙想:第3日 裏切りはどこで始まるのか
第3回 裏切りはどこで始まるのか 1. 事件ではなく、過程としての裏切り 聖週間の物語において、イスカリオテのユダは常に「裏切り者」という消し去ることのできないラベルを貼られた悪役として登場します。銀貨三十枚と引き換えに師を売り、接吻をもって... -
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聖週間を学ぶ8日黙想:第2日 聖なるものを“利用する”心
第2回 聖なるものを“利用する”心 1. 聖域という名の戦場:神殿清めの再解釈 エルサレムに入城し、民衆の熱狂を背に受けたイエスが最初に向かったのは、政治の権威が集まる王宮でも、軍事の拠点でもなく、「神殿」でした。そこで彼が行ったのは、いわゆる... -
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聖週間を学ぶ8日黙想:第1日 歓迎という不安定な関係
第1回 歓迎という不安定な関係 1. 狂騒の入り口 聖週間の幕開けは、あまりにも華やかです。いわゆる「枝の主日」。エルサレムに入城するイエスを、群衆は熱狂的に迎えます。道にナツメヤシの枝を敷き、自分の上着を広げ、「ホサナ(救いたまえ)」と叫ぶ... -
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2026年 四旬節黙想会 後編
四旬節:灰の中から、新しい「あなた」が芽吹く 四旬節とは、自らを飾り立てる鎧を脱ぎ捨てて、神さまの手の中で「柔らかい粘土」に戻る季節。前回は、自分が何者でもない「素の自分(塵)」に戻ることは、勇気のいることですが、同時に大きな解放でもある... -
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2026年 四旬節黙想会 前編
四旬節:灰から始まる、神さまの「再創造」 復活祭へと向かうこの「四旬節」という大切な準備のひととき。あわただしい日常の歩みを一度止め、私たちの心が、目に見えない神さまの手によってどのように揉まれ、形づくられていくのか。その「聖なるプロセス... -
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2026年春 黙想講話:出向いていく教会 4/4
第4回 Outside(外へ) Missio Dei —— 先回りしておられる神 四つの方向が一つになります この黙想会では、四つの方向に沿って歩んできました。最初に「背後」を振り返りました。そこには、私たちを見張る裁判官ではなく、帰る場所となる父がおられました...
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